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おじさんの忌まわしい記憶が薄れかけてた頃…
「ゆう~~」
「あっ…お兄ちゃん」
「今日家に来いよ…」
近所に住む従兄弟のお兄さんに声をかけられた。
お兄さんは高校生で身長が高くてガッシリした体格でとっても優しい人だった。
お兄さんとは魚釣りに行ったり…よく一緒に遊んでいた。
本当のお兄さんみたいで大好きだった。
いつものようにお兄さんの部屋に入って行った…
「ゆう…今日は暑いなぁ」
そんな事を言いながらお兄さんは上着を脱いだ。
お兄さんの部屋は離れにあり独立したプレハブ小屋みたいな感じで、男の人の匂いがした…。
汗臭いような…。
「今日おばちゃんは?」
「出かけてるよ」
「ふ~~ん…」
「お兄ちゃん、外で遊ぼうよ~」
…ちょっと沈黙の後…お兄さんがつぶやいた。
「今日部活で疲れたからちょっと寝るわ」
そう言いながらベットに座った。
「じゃあ帰ろうか?」
「寝た方がいいよ~ゆうは…」
言い終わらないうちにお兄さんの大きい手が私の腕を掴んだ。
???
何????
『ドサっ』
二人でベットに倒れ込む。
!!!!!!!!!!
ヤバイ…
とっさに思った…
もう手遅れ…。
「どうしたの?」
恐る恐る聞いてみる…。
冗談だよね?
お兄さんはちょっと怖い顔をしながら私の上に覆いかぶさってきた…。
「やめて!!!」
声を出そうとしてもお兄さんに口を塞がれていて声が出せない。
体を揺らし足をバタつかせ必死に抵抗してみる…
手を押さえつけられ身動きがとれない…。
怖い…助けて…
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