プロローグ

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これはまだあどけなさの残る頃の話。          俺はこの頃まだ施設で暮していた。       親が居ないと言う理由でよくいじめられてきた。       負けず嫌いな俺はいじめに対して暴力で抵抗し続けて来た。   そのせいか、1対1の喧嘩で負ける事などない位に強くなっていた。         だけど、シカト等の陰湿ないじめはなくなる事はなかった。     でも、俺は人と絡む事も嫌いだったからシカトされる事に対しては、むしろ気が楽だった。       こんな俺だけど、動物や昆虫や植物が大好きだった。      暗い奴? 別に何を言われようがへっちゃらだ。     俺はいつも独りを好み誰にも心を開こうとはしなかった。
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