情緒不安

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『店長がな、このままの成績やったら風俗部門のほうへいけっていうねん』俺は言葉を失った。ミレイのように一年限定の人間には店は冷たい。長い目でみることができないからだ。ミレイ自体、大阪にいる時は別に薬剤師という職業をもっている。だが一年しかいない人間を薬剤師という職業でやとってくれるところはない。だから彼女には今のキャバクラしかない。そういう事情を知った上で店は彼女にいってきたんだ!吐き気がする話だ。その日、俺は財布の中身を全部使い店を後にした。
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