告白

1/5
前へ
/182ページ
次へ

告白

コンビニに向かう2人。 つないだ手が嬉しい。 花子はフラフラしていたが、幸せを感じていた。 ピロピローン♪ コンビニについて飲み物を選ぶ。 「俺チュッパチャップスが好きなんだよね~!」 と、お菓子コーナーでしゃがみ、嬉しそうに話す。 そんなはやとが可愛くみえた。 「何味が好きなのぉ?」 「俺はコーラが1番好き。」 「私も好き~。」 「じゃあ、5個くらい買ってこ♪花子ちゃんの好きなやつ。」 花子は5個すべて、コーラ味を選んではやとに渡した。 「全部コーラかよ!!(笑)」 「だってコーラがいいも~ん。」 「ま、いいけど(笑)」 買い物を済ませてコンビニを出た2人は、来た道を戻る。 自然と手をつないでいた。 「はやと君は彼女いないの?」 突然の質問にはやとは驚いた様子。 「え?いないよ。」 「なら安心♪」 はやとが黙り込んだ。 「・・・俺、花子ちゃんの事好きになってもいい?」 「え!?」 花子の足がピタッと止まる。 「好きなんだけど。」 暗闇に浮かぶはやとの真剣な顔。 「・・・わかんない。」 会ったばかりだ。 簡単に答えを出せなかった。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

329人が本棚に入れています
本棚に追加