告白

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「酔っ払ってるからでしょ?」 花子はパッと目をそらした。 「・・・そうかもな。」 それ以上、はやとは何も言わなかった。 はやとの気持ちが本当なのか嘘なのか分からない。 離れた手をもう一度、繋ぎ直せなかった。 (はやと君・・・・。) 花子は少し気まずくて、黙り込んだ。 部屋に戻ると、すぐに花子はトイレに入った。 ジャ~ ガチャ トイレを出た瞬間、グイッと誰かに腕を引っ張られる。 「へ????」 花子はまた外に連れ出された。 「はやと君?」 よく見るとはやとだった。 月明かりに照らされた顔をジッと見つめた。 目に力をこめないとよく見えない。 「今部屋入れんわ。」 はぁ~ はやとがため息をついた。 「なんで?」 頭の中に?がたくさん浮かんでいた。 「純也とひろしと幸子ちゃん、ヤってたから。」 「え~?!」 状況を理解するまでに時間がかかった。 (3Pって・・・事かな?) 花子のまたポカンとした顔を見たはやとが、 「車で寝よっか。」 と、笑った。
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