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「・・・ダメぢゃないよぉ。」
「なら付き合う?」
ギュッと、強く抱きしめる。
「・・・・・・・・・・・・・・うん。」
花子の、ためてやっと出した返事を聞いた瞬間、はやとは満面の笑みを浮かべた。
「大事にするから。」
花子を強く抱きしめる。
「・・・うん。」
幸せになれる気がした。
はやとの胸に顔をうずめて思う。
夜が明けた。
はやとにもたれ掛かり、いつの間にか眠りに落ちていたのだ。
「おはよ。」
はやとに起こされたのだ。
寝起きにちゅっとキスをされる。
花子は頭が痛くて体に力が入らない。
二日酔いだ。
それでもはやとのキスで幸せを感じていた。
「部屋戻ろっか。俺仕事あるから。」
「うん。起こして。」
グッと手を引いてもらい、なんとか起きた。
はやとは花子を優しくリードする。
今までのはやとと違う。
花子は、優しさにとろけてしまいそうな気分だった。
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