横顔

3/5
前へ
/182ページ
次へ
バシッ 花子はイラッとして幸子を叩く。 「いったぁ~!!(怒)」 幸子がやっと起きた。 ひろしも純也もノソノソと起き上がる。 3人がやっと起きたのを確認してはやとが、 「俺ら今日から付き合うから。」 と花子の肩を抱き寄せた。 突然の交際宣言。 「まじで!」 ひろしが細い目をいっぱいに開けて驚いた。 花子は幸子の顔色をうかがった。 少し不機嫌そうに見える。 (好きな男いる所で3Pなんかするからだよ。) 花子は開き直った。 「いつの間に~?」 純也が頭をかきながらアクビをし、問い掛けた。 その問い掛けにはやとは、 「お前ら何しとったの?」 と、からかう様に聞き返した。 「まぁね!」 ひろしは何故か得意げ。 「あ、そーだ!幸子、番号教えてよ!」 思い出したようにひろしが携帯をひらいた。 「やだ。純也がいい。」 「が~ん!」 「じゃあ教えて♪」 純也も携帯をひらいた。 そんなやり取りを花子とはやとは笑い合って見ていた。 はやとの仕事の時間がせまってきた。 「俺花子ちゃん送ってくるわ。」 はやとは家まで送ってくれた。
/182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

329人が本棚に入れています
本棚に追加