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薬を飲んでから２Ｆの自分の部屋へ。
階段をあがるとキシキシという音が、静かな家中に響いた。
花子は部屋のドアをあける。
６畳の部屋。
小学生から使っている学習机と、父の使っていたベッド、本棚、コンポ、タンス、ソファがキチッと壁にならぶ。
青い遮光カーテンをシャッとあけてみる。
シトシト･･･
大嫌いな天気だ。
すぐにカーテンを閉めた。
パパッと部屋着に着替えて、ソファにドサッと倒れ込む。
「あ～気持ち悪い･･･。」
花子はそう言いながらなんとなく携帯を開いた。
『新着メール１件あり』
「はやと君だ･･･。」
メールを開くとはやとだった。
キュンとなる。
部屋を漂う空気さえもが一瞬にして明るく変わったように思う。
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