夏休み前

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「とりあえず4人で花火大会行こうね!」 話をまた花火大会に戻された。 「はやと君に聞いてみるわ。」 とりあえずOKしたフリ。 花子は内心、嫌だった。 (花火ははやと君に近づく口実でしょ・・・。) 性格悪い事を考えてしまう。 「まじで?絶対だよ!楽しみ♪また連絡してね~♪バイバイ♪」 幸子は嬉しそうに手を降って、教室から出て行った。 (やだなぁ・・・。) ガクッ 一気に肩を落とし机を見つめる。 花子と幸子は高校からの友達。 高校入学時に同じクラスになったのがきっかけ。 花子は幸子の自己中な部分を最初は可愛く思っていた。 しかし土曜日のコンパがきっかけで、少しずつ距離を置くようになっていた。 「はやと君は渡さないもん。」 だんだん幸子に敵対心を持つようになっていた。
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