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「カラコンしてるの?」
花子がジッとはやとの目を見つめるので、はやとは照れたように笑った。
「してないよ♪」
「え~でも青っぽいよ!上見て上!」
言われるがままに上を向いてくれた。
「カラコンじゃん(笑)」
「ばれた?(笑)」
はやとの笑顔に花子はキュンとなった。
目フェチな花子にとって、はやとの目は魅力的。
キラキラした目が好きなのだ。
「花子ちゃん、そんなに見つめられたら恥ずかしいわぁ~。」
「あ、ごめん!目が綺麗だなって思って。」
はやとと花子は盛り上がっていた。
途中席変えをした時に、はやとがすかさず花子の隣に座った。
「ごめーん。私帰らなきゃ!」
しばらくすると、とめこが忙しく鳴る携帯をにぎりしめ立ち上がる。
「え、まじで!?」
ひろしが大きな声を出す。
「うん、本当ゴメン!」
申し訳なさそうに鞄を肩にかけて
「じゃ~ね。花子、また電話するから!」
そそくさと帰って行った。
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