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二次会
とめこが帰った後もコンパは続いた。
「すみません。ラストオーダーになりますがご注文ございますか?」
店員さんに言われて、皆して時間を確認する。
「あ、いいです。」
ひろしが愛想よく手を振る。
「もう時間かぁ!」
「早いねぇ~。」
「これからどうする?」
幸子とひろしとはやとが話しあっているそばで、純也と花子はボケ~としていた。
話し合った結果、ひろしの家が近くにあるので、ひろしの家で飲みなおす事になった。
お会計は男性陣が済ませてくれた。
「ご馳走様です。」
申し訳なさそうに花子が笑った。
「いいよ!」
ひろしが元気よく笑った。
ひろしの家まで、はやととひろしの、2台の車に別れる。
「はやとの車に乗りた~い」
幸子がはやとの車の助手席に、勝手に乗り込んだ。
「花子も早く!」
窓を開け、手招きをして花子を呼ぶ。
(図々しいなぁ・・・)
花子は幸子の行動にあきれた。
「花子ちゃん乗って。」
はやとがニコッと笑う。
「あ、ありがとう・・・。」
花子は内心喜んでいた。
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