儀式

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春喜の家―   春喜は自宅に運び込まれていた   しかしリビングだけは今朝と違い明かりは消され、窓は黒いカーテンで締めきられ、変な模様が壁の至る所に書き込まれている   男はリビングの台座のようなものに春喜を寝かせた   そして拘束具で手足を縛られてしまった   『ふっふっ…これで…』   アルザティスが不気味に笑う   するとそのとき春喜が着けていたカツラがはずれてしまった   『…!こいつはミント様じゃないぞ!お前達は一体何を見ていたんじゃ!!』   『も、申し訳ありません!』   アルザティスが眠っている春喜に目を向ける   『しかし一体こやつは何者なんじゃ?少しだがミント様に似ているが…』   すると春喜達を二度襲った男が答える   『ミント様の兄…と申しておりました!』   『兄…そうか兄か…』   アルザティスは不気味に笑い出す   『ならば一応はこいつも王族…ということだな?ならばこいつが女ならば問題はない』     そのとき僕は目を覚ました   辺りを見回すが自分の家だとは気付かない   アルザティスは何やら呪文を唱えると僕の体に変化が起きた   腕が細くなり、胸が膨らんできた   腰も細くなり、お尻も少し膨らんだらしい   そして髪の毛も随分と伸びていた
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