儀式

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そこにはミントの姿をした春喜がいた   しかし今度は女装なんかとは違う、正真正銘の女の子として、だ   『お前達一体何を!?』   僕がいつもより甲高い声で喋る   その問いにアルザティスがニヤリと答える   『こうなったらお前を生け贄にして神獣を喚び出す』   アルザティスは春樹の着ていた服を破り捨て、春喜の綺麗な白い身体があらわになってしまった   そしてまた呪文を唱える 僕は物凄い身の危険を感じた   逃げようとするが手足を縛られているため動けない   『××××…』   アルザティスは呪文を唱え続ける   眉間には力強くシワがよっていた   『やめなさい!』   そこには杖を持ったミントがいた   ミントが呪文を唱えると杖の先から光がでて、ミントを取り押さえようとしてくる男達が気絶していく   『×××××!!!』   アルザティスは呪文を唱え終わったのか、手を天に大きく広げている   すると春喜の目の前に光が現れた   その光の中には白い狼のようなものが見えた   その狼は春喜に近付いていく   ミントは春喜の元へと駆けるが間に合わない   『お兄ちゃん!お兄ちゃあぁんっっ!!』   目の前が一瞬すごい光に包まれた   目が開けたとき目の前には白銀の髪の女性が立っていた
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