突然の訪問者

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ガチャリ   扉を開けるとそこには見知らぬ少女がいた   黒いような茶色いような長い髪、穏やかそうな碧の瞳が彼女にはピッタリと似合っていた   『×××...』   何か喋っているようだったが僕には何語なのかもわからなかった   少女は僕が言語を理解してないことがわかるといきなり僕の唇に自分の唇を重ねてきた   “!!?”   僕にはいきなりのことなのでどうもできなかった   しばらくして少女が唇を離す   『…うん。雪下春喜さん…ですね?いきなりごめんなさい。そしてこれからよろしくねっ、お兄ちゃん!』   “…お兄ちゃん…?”   『も…もしかして…』   『はい。私の名前はミント、ミント・スゥカータ。あなたは私のお兄ちゃんなんです』   どこか顔立ちがほんの少しだけ似ているような気がする   僕はすぐに理解はできた 何故ならあの手紙に書いてあったから   “まさかこんなに早く来るなんて…はめられた…”   そう嘆きつつ少女を見る   あの父のせいであってこの少女のせいではないことがわかっていた   『…とりあえず家にあがって』   『はい、失礼します』   とりあえず彼女から話を聞くことにした
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