突然の訪問者

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家の中   そこにあるものが全て珍しいようだ   ミントはキョロキョロと座りながら顔だけ動かしていろんなところをみている   『えと、話は一応聞いてるんだけど一体…』   『私、お父様からいつも日本という国について話を聞いていたの。それでついここ最近いろいろとあって日本へ来れる事になったの』  なんか端的な言い方だが今は追及しないでおく   『…わかった。それで?日本にはどれくらいいられるの?』   『…多分…今日だけだと思う…』   ミントは悲しそうな表情を見せる   それはせっかく来た日本にたった一日しかいられないことが悲しいのだろうと思った   実際自分だって折角国外へ旅行したのに一日しかいることが出来なかったら悲しいと思う   “一日くらいならいっか”   今日はミントと遊んでやることにした   『わかった。今日は付き合ってやるよ!それで何がしたいんだ?』   『私、お兄ちゃんと散歩がしたい!』   正直驚いた   たった一日しかいる事が出来ないのに自分と散歩したいとミントは言った   僕は、てっきりミントが遊園地などにでも行きたいと言うと思っていた   予想外で驚いたのである   『よし、じゃあ行こうか』   『うん!』
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