711人が本棚に入れています
本棚に追加
/108ページ
僕は話していてミントという少女がいい娘なんだとすぐにわかった
だからとても早く打ち解けることができた
二人はいろんな場所をとおった
しかしそれは何でもない普通にどこでもあるようなものだった
ゲーセン、コンビニ、レストラン、学校…
どれもこれも何処にでもあるようないたって普通な場所である
でもミントはそれらを輝くような目で見ていた
彼女には全て新鮮なのであろう
昼食を通ったレストランで済ますとまたいろんな場所へ向かう
午後もいろんな場所をまわった
そしてミントといろんな事を話し出した
僕はミントがたった一日で帰ってしまうのがとても残念だった
でもそれは叶わないと知っていた
何故なら今朝見せたあの表情ですぐにわかることができる
だから僕は歩き、話したりすることでその気を紛らわしていた
そして空が少しだけ暗くなって僕達は公園のベンチに座って休憩をしていた
『お兄ちゃん、疲れた?』
『ちょっとな。悪いけど少し休まさせてくれ』
『しょーがないなー』
ミントはそういって微笑んだ
『そういえば…お前、どこの国から来たんだ?』
ミントは困った様な表情をみせた
すると後ろから知らない男が現れた
最初のコメントを投稿しよう!