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取り引きは私の18歳の誕生日正午。
これで斉藤梓にさよなら。
目を閉じて大きく息をつく。
目を開けるとあと5秒で18歳だった。
5…
4…
3…
2…
1…
「ハッピーバースデイまどか、さよなら梓。」
そして電気を消して布団に潜り込んだ。
この慣れ親しんだ布団ともサヨナラだ。
私の心にはワクワクした明日からの人生への期待が8割、家族との離別の寂しさが2割だった。
しかし明日からのバラ色の日々に胸をときめかせながら眠りについた。
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