0人が本棚に入れています
本棚に追加
不安は
突然、襲ってきた…
付き合いだして
三日目に
彼女の名字を知った…。
あれっ!?
どこかで聞いた事ある名字だなぁ…?
僕は彼女に尋ねた…
『もしかして俺とタメの兄貴いない?』
彼女は答えた…
『いるよ!』
確信をつく為に
再び彼女に質問をした…
『兄貴って××高校じゃなかった?』
『そうだよっ!』
・・・。
僕の予想は的中した…
彼女の兄貴は知り合いだった…
むしろ、
そいつは僕の人生において
ベスト32にも入る嫌いな奴だった…
なんと僕は嫌いな奴の妹と付き合っていた…
だが、
そんな事は大して問題ではなかった…
彼女の兄貴にさえ、
バレなければ…
僕は強い口調で彼女に
『僕達の事はお兄さんには言っちゃだめだよ』
だが
“既に時遅し”
彼女はもう
兄貴に僕の事を話してしまっていたのだ…
彼女の口が軽く開く…
『兄貴がぁ、
コングの事を
見付けたら、
ぶっとばすって』
・・・。
僕は驚いた…
彼女の兄貴よりも…
そんな伝言をさらりと言う彼女に…
だが、
この後…
もっと恐ろしい出来事が起きるとは…
最初のコメントを投稿しよう!