新たな道

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不安は 突然、襲ってきた… 付き合いだして 三日目に 彼女の名字を知った…。 あれっ!? どこかで聞いた事ある名字だなぁ…? 僕は彼女に尋ねた… 『もしかして俺とタメの兄貴いない?』 彼女は答えた… 『いるよ!』 確信をつく為に 再び彼女に質問をした… 『兄貴って××高校じゃなかった?』 『そうだよっ!』 ・・・。 僕の予想は的中した… 彼女の兄貴は知り合いだった… むしろ、 そいつは僕の人生において ベスト32にも入る嫌いな奴だった… なんと僕は嫌いな奴の妹と付き合っていた… だが、 そんな事は大して問題ではなかった… 彼女の兄貴にさえ、 バレなければ… 僕は強い口調で彼女に 『僕達の事はお兄さんには言っちゃだめだよ』 だが “既に時遅し” 彼女はもう 兄貴に僕の事を話してしまっていたのだ… 彼女の口が軽く開く… 『兄貴がぁ、 コングの事を 見付けたら、 ぶっとばすって』 ・・・。 僕は驚いた… 彼女の兄貴よりも… そんな伝言をさらりと言う彼女に… だが、 この後… もっと恐ろしい出来事が起きるとは…
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