序章【~始まり~】

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監督: 「龍義… 味方なんだからもうちょっと言い方があるだろ? チームメイトなんだぞ?」 チームメイト: (…。) 龍義: 「は? 誰が準決勝まで連れて来てやったと思ってんだ? ほんとは俺が9人いれば最強なんだけどな! そ-もいかね-からチームメイトになってやってるんだろ-が!! 優勝したいなら言うこと聞いとけ!!」 監督: 「…。」 監督が口を開こうとしたそのとき、 (バシ-ン!!) 審判: 「ストライ―ク!! バッタ- アウト!!」チェンジ!」 審判からチェンジを告げるコールが 龍義: 「ちっ! また無得点かよ…」 めんどくさそうにベンチから立ち上がり、ゆっくりマウンドに向かう龍義。 チームメイト: 「…。」 裕太: 「…よし! 守備つこうぜ♪ 龍義の自己チュ-は今日に始まったわけじゃないだろ?(笑)♪ この回もしっかり守って絶対勝とうぜ☆」 チームのムードメーカー黄金 裕太が口を開いた。 【黄金 裕太(コガネ ユウタ)】 169㌢ 60㌔ ポジション:二塁手 打順:2番 背番号:4 右投げ右打ち 《堅実な守備に定評のある二塁手。 少し赤みがかかった地毛で、クリクリした目。 明るくしっかり者な性格から、誰からも好かれている人間である。》 監督: 「…裕太の言う通りだ。 まだ試合中だってこと忘れるな。 しっかり守って来い。」 チームメイト: 「…はい。」 しぶしぶ返事をするチームメイト。 (ザッ ザッ ザッ) みんな小走りでグラウンドへ向かう。 監督: 「あいつは困ったヤツだ…。」
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