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木々が燃えている。地面が焼けて、黒くくすんでいる。全部、身から出た錆だった。
「エ、ター……ナ」
声を出そうとしたけれど、うまく出せない。どうしてこうなっちゃったのかな。
私は霞む視界の中に、胸から血を流したエターナの姿を見つける。美しかっただろう金色の髪も、その白い肌も焼け焦げている。
直接の死因は胸から背へと一直線に貫く刺傷だけど、その白い肌を火傷で醜く爛れさせたのは、この私だ。それが本当に申し訳なかった。
「エターナ、エターナ……!」
そんなエターナに、ひとりの男が駆け寄る。
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