プロローグ

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そんな事がありながらも、地球が目前になった時には感動でしたねー。こう、暗黒の闇の中に浮かび上がる青い地球の姿がね。何とも神秘的でしてね。   まぁ、見た目はみゅいーん星も同じ感じなんですけどね。でもやっぱ感動しました。   で、こう感極まって軽く涙なんか出そうになっちゃてたら「大気圏突入に備えて下さい」なんてコンピューターが言い出しましてね。 もうね、ぶち壊しですよ。台無し。なんつーか…夜景の見えるレストランでロマンチックな気分になってる時にね、閉店案内が聞こえて来たみたいな感じ。「もうちょっと楽しませてよ~」みたいなね。   でもこればっかりは仕方無いんで、後ろ髪を引かれる思いでね、しぶしぶ大気圏突入に備えました。…まぁ、シートベルトする程度なんですけど。 んで、大気圏を無事に抜けて地表を見下ろしてみるとね、なんと明かりがあるじゃないですか!で、さらに近付くと建物らしい物もあると。 もうテンション上がりましたねー。「スゲー!こりゃ生物も居るし、文明もあるぞ!」って感じで。感動と衝撃で身震いしちゃったりして。 いやー、ホント何で皆死んじゃったのかな~と。せめてこの光景を見てからミイラになれよと。 しかしまぁ、そんな事を思いながらもね、宇宙船は無事に着陸する運びとなりまして。日本の九州のとある山中に行き着きました。
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