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高校生になった潤は、勉学・スポーツ共に秀で、また、外見も優美なものとなり、如月家の跡取りとなるに相応しい人物へと成長していった。
だが、奇妙な右目は、手術でも治らないものだと診断され、ソレは常に包帯で覆い隠すことになった。
本人も特にコンプレックスとせず、両親も、潤の活躍に心踊らせ、以前のような冷たい態度はとらなくなった。
右目を除けば、何不自由ない生活。
友達に囲まれ、先生に期待され、親に愛され…‥そこはかとなく平和な日々。
潤は、これからもそんな日常が続くと思っていた。
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