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キーンコーンカーンコーン
「ふぅ。なんとか間に合ったね!遅刻なんてしたら、鬼担任のながぁーい説教食らっちゃう!!」
「うん。」
どちらかと言えば寡黙な潤は、そう短く返すと自分の席に着いた。
いつもと変わらない日常に安堵しつつ、右目に小さな異常を感じた。
ドクン、ドクン、ドクン…‥
波打ったような疼きが襲ってくる。
まるで〝右目〟そのものが、一つの生物として目覚めたような…‥
そっと包帯の上から手を添え、目を閉じる。
今まで、こんなことなかったのに、なぜ―――?
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