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今俺の真横には、ピンクのステッキが突き刺さっている。
ベットも貫通している為、綿が飛び散り、俺はただぼーぜんとその様子を見ていた。
「な、何だよこれぇぇぇ!!」
天井にはキレイに穴があき、パラパラと残骸が落ちてくる。
俺はとりあえずベットに突き刺さったままのステッキを抜き取った。
ピンク色で、ステッキの先には紫に輝く綺麗な石が埋め込まれている。そしてマジックで、プメラニア=コンラードと書いてある…
「……外人さんのか?」
いや!今はステッキ何かよりも壊れた天井が問題だ!大家さんに見付かる前に何とかしなければ。
と言ってもどうすればいいんだ?大工仕事なんてやった事がないし、応急処置にしても材料がない。
困った…だいたい何でステッキが空から降ってくるんだよ!
俺は穴が空き無惨な姿になった天井を見つめる。まじどうしよう。
ピンポーン
「たかし君~何か音したけど、大丈夫かい?」
げっ!隣の大家さん!
「だ、大丈夫です!何も問題ないずす!」
噛んだ………
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