無音室

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一番近くのアフロっぽい人に声をかけてみた、 シン(すいませーん!僕 耳が聴こえなくなったみたいなんです!助けてもらえませんか?) 耳が聴こえないので上手く喋れてるか分からないが とりあえず助けを求めてみた。 (・・・) シン(無視?…シカト?) 無視というよりも完全にスルーされた、ここまでキレイにスルーされたら逆に気持ちがいい。 シン(すいません!) 今度はとなりの美人のお姉さんに声をかけた。 シン(僕、耳が聴こえなくなったみたいなんです!ここが何処なのか教えてもらえませんか?) また頑張って声をかけた。 (・・・) シン(…でた!スルーだ!何これ新手のイジメ?何で無視?シカト?なんなの?) 肩をたたいてみた、 シン(すいませ~ん)     トントン! (キャア!) めちゃめちゃビックリされた! シン(何で?!僕、汚物!?何でそんなビックリしてんの?) よく見ると、その女の人は口をパクパクさせ耳をほじくる素振りをしている。 シン(もしかして…) まわりの人すべてを見た… シン(なっ!) 全員が耳をたたいたり ほじくる素振りをしている。
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