ガラスの箱～1学期～

部活

｢(午後から来るってことは病気とかじゃないか…。よかった。)｣

棗は考えているうちにさっきまでの不安はなくなっていった。

｢えぇ～、みんなも知っているように今日から部活動開始だ!!みんな怪我しないように頑張れよ!!｣

と織田先が言ってH・Rが終わった。

｢優大丈夫かな??｣

みんなで集まって部活の話をしているとき健ちゃんが言った。

｢病気とかじゃないと思うけど…。｣

私達がまた不安になり始めてそわそわ話していると、

｢大丈夫に決まってんだろ??｣

と敦が私達に向かって言った。

｢昨日だって普通に学校来てたじゃねぇか。んな心配することねぇよ。｣
｢そうだけど…てかあんたのその自信はどこから来るんだ💧｣

私は敦の言いように納得しながらも呆れたように言った。

｢俺が大丈夫っていってんだから、大丈夫なんだよ。｣

…ってお前はジャイアンかっっ!!!!(アホ💧)

その敦の一言でみんなの意見が一致したのは言うまでもない。

(((こいつめちゃ俺様だっ!!)))

そう思いつつ、みんななぜかさっきまでの不安はどこかへ飛んでいき、また部活の話に花を咲かせた。