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「よし!!はぁ~、早く先輩達来ないかなぁ~。
って棗~??何て顔してんだよ。」
健ちゃんはまたいつもの調子で私に話しかけてきた。
「んぇ!?あ、ゴメン💧」
私はなぜか謝っていた。
「別に??てかどした??オレの顔何かついてる?」
と健ちゃんが自分の顔をゴシゴシ拭き始めたので私は慌てて言った。
「ち、違うよ!!あの、何か…やっぱ健ちゃんは野球が大好きなんだなぁ~って思ってさ。」
健ちゃんはビックリした感じで私を見た。
「えっ!!たしかに大好きだけど何で??」
「だって、ホントに野球が好きじゃなきゃグラウンドに一礼する人なんてそういないよ。」
私はホントにそう思った。
「そっかな??でも棗だって野球大好きだろ!?」
健ちゃんは少し照れていて、すぐに話をそらした。
「もちろん!!…あっ!!先輩達来たよ!!」
ベンチを見ると野球部のユニフォームを着た人達がゾロゾロ来ていた。
私達は急いでベンチへと向かった。
しばらくすると他の1年生や、先輩達が全員そろったみたいだった。
「集合!!!」
1人の先輩が叫んでみんなそこへ集まった。
「えぇ~、今日から1年が部活へ入ってくるがみんな気を引き締めて練習するように!!ではまず1年に順番に自己紹介をしてもらう。」
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