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「亮介!!あんたキャプテンのくせにそんなとこで何やってんのよ!!……!?」
東先輩が杏奈と呼んだ人は私を見て固まった。
「あ、あの~、どうしたんです…」
「亮介!!あんた部活中にナンパ!?しかも1年じゃない!!まったく、どういう神経して…」
私が口を開いた瞬間杏奈さんは凄い剣幕で怒鳴り始めた。
「いや、ちょ待てって💦この子は新しいマネージャーの棗ちゃんだよ。」
と東先輩はビクつきながらも私を紹介した。
「えっと、あの、高橋 棗です。よろしくお願いします。」
私もやっとのことで自己紹介をしてそーっと顔をあげると…
「本当に!!??マネやってくれんの!?誰かに押し付けられたとかじゃなくて!?」
と、杏奈さんはものすごくキラキラした目で私の肩をつかみ見つめてきた。
「あ、はい。野球は好きなんで。…まぁ、織田先に押し付けられたのもあるけど…ボソッ」
「ん??何か言った??」
「いえ!何でもないです!!💦」
私はブンブンと顔の前で手を振った。
「そっかぁ~。マネは大変だよ~。」
「うんうん。まぁ、野球部のマネの仕事はかなり多いからな~。」
と、東先輩がひょっこり出てきてうんうんと頷いた。
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