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「ま、みんな何だかんだ言って杏奈のこと好きなんだよな~。」
と東先輩がひょっこり出てきて言った。
「あれは愛のムチよ。愛のムチ。」
杏奈先輩は腕を組み、仁王立ちでとても勇ましく言った。
「黙ってりゃ可愛いのになぁ~…」
「何か言いましたか??亮介君。」
「いや、別に!!」
その時の杏奈先輩は何か…その、黒かった。
「さ、そろそろ上がるか。集合!!円陣すっぞ~!!」
「「「お、おす…」」」
他の部員達は杏奈による罰走で疲れきっていた。
部活も終わり、片付けをしてみんなバラバラと帰っていった。
「じゃ棗、また明日な!!」
「じゃね!お疲れ様!!」
健ちゃんに手を振り私も家を目指して帰った。
これから部活み含めてもっと学校が楽しくなるといいな!!と棗は思った。
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