疑惑、そして追跡

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翌日… 「おはよ~」 「お、棗おはよ!!」 「う~っす。」 「おはよ!棗ちゃん。」 私は教室に入ってみんなに挨拶した。 「あ、優君来たんだ!!この前大丈夫だった??学校休んでたけど…」 「え、あ、うん!!大丈夫だよ。」 優君に聞くと大丈夫そうなので安心した。 「(でも、何か優君慌ててた…??)」 私がちょっと不思議に思ってると健ちゃんが話しかけてきた。 「棗、そういや綾香は??」 「あ、そういえば…」 「お前らいっつも一緒なのに珍しいな。」 「あぁ、綾香今日寝坊しちゃってさ、先行っててっていうから。」 そう、朝綾香か寝坊したとメールが来たのだ。 「へぇ~、綾香でも寝坊すんだ。」 と健ちゃんが言った。 「まぁ、けっこう珍しいんだけどね。」 「お前とか年中無休で寝坊してそうだよな。」 と隣で敦がケラケラ笑っている。 「んなわけないでしょ~!!」 と私が反論しようとしていると、
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