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「うん、実はね、優君が休んだ日私部活が早く終わったから本屋に寄ろうと思ってブラブラしてたんだ。」
と綾香は話し出した。
「そしたら、『スイートクリーム』の新商品がでてたから覗いてみたんだ。」
「え!!スイクリ新商品でたの!?」
と、私は目を輝かせて綾香を見た。
「スイクリ…って何??」
「健ちゃんスイクリ知らないの!?」
健ちゃんと敦が何だそれ??って感じで言った。
「あのね、スイクリは今女子高生の中でスッゴく人気がある喫茶店なんだよ!!」
「そうそう!!お店の見た目も中もめちゃくちゃ可愛いんだ。」
「でも、やっぱ1番いいのは…」
『ケーキだよね~!!』
私と綾香はしばらく2人のことなんか忘れてスイクリのケーキの話で盛り上がっていた。
すると、敦がついにしびれをきらした。
「で!!結局綾香は何がいいたいんだよ。」
と敦が半ばキレぎみに言うと綾香が忘れてた!って顔をした。
「で?そのスイクリを覗いてどうしたの??」
「うん。中にあるメニューを外から見ようとしてキョロキョロしてたら…。」
「してたら??」
私と健ちゃんと敦は真剣な顔綾香を見て何かあったんだなと思って3人とも真剣に話を聞いていた。
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