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「………」
「………」
「………」
「……おい。」
私たち4人は猛ダッシュで優君を追いかけたが完璧に見失ってしまった。
「優ー!!どこにいるんだー!!」
「でておいでー!!」
綾香の証言[?]を頼りに今はスイクリの近くの商店街を歩いている。
「やめろ!!恥ずかしいから叫ぶなバカ。」
「それにでておいでって…追跡なんだからでてきちゃダメでしょ!?」
私と健ちゃんが思わず叫んでいたら敦と綾香に叱られた…。
あ、今2人の後ろにお父さんとお母さんが見えたよ……
「つーか!まじどうする??」
「どうするっていってもなー。」
追跡をしようにも追跡をするターゲットこと優君がいなければ話にならない。
「じゃーここは1つ休憩ってことで…」
と綾香がチラッと私を見てきた。
なるほど、わかったよ綾香。私も同じ意見だ。
「お茶でも飲みません?」
と私と綾香はニッコリと笑っていった。
それはもう眩しいくらいの……
「そうだな。優もいないし。」
「あぁ、じゃどこいく…」
「「私たちいいとこ知ってる!!」」
敦の言葉を思いっきり遮って叫んだ。
「あ、うん。じゃ任せるよ。」
「よし!行こ♪」
そうして私たちはテンション高くウキウキで歩いていった。
「なぁ。」
「ん??」
「何か嫌ーな予感がするのはオレだけ??」
「いや、俺もだ…。」
訂正。
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