疑惑、そして追跡

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「はぁ~おいしかった。」 「うん。満足満足♪」 ケーキを食べ終わり少しまったりしていると、 「あれ??」 と健ちゃんが言った。 「どうしたの??」 「ちょ、棗。あれ見て。」 健ちゃんに呼ばれ、窓の外を覗いてみると、 「あ!!あれって…」 「杏奈先輩と…東先輩!?」 私が見た先には仲良く向かいのゲームセンターに入っていく杏奈先輩と亮介先輩がいた。 「あれって、デート??」 「いや、でもそれは…」 と2人でコソコソ話していると、 「なーにコソコソしてくれちゃってんのよ。」 「お前らの知り合い??」 と綾香と敦に聞かれた。ゴメン、一瞬存在忘れてたよ……笑 「あ、うん。野球部の先輩なんだ。」 「へぇ~、女はマネージャーとか??」 「うん。あの2人、やっぱ付き合ってんのかな…」 と私と健ちゃんがむー…と考えていると… 「あ!!」 次は綾香が言った。 「どうした??綾…ムグッ」 「ちょ、静かに!!隠れて!!」 健ちゃんは綾香に口を抑えられながら私たちはテーブルに突っ伏した。 「なに??どうしたの??」 「あれ見て……」 私が聞くと綾香はスッとレジを指差した。 そこには…… 「優…君??」
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