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「ほぉ~、高橋は野球部のマネやりたいのか。
よし!!放課後先生んとこに来なさい!!」
「あ、はい!!」
何だかさっそく呼び出されてさまった。
まぁ、野球部のことについて教えてくれるのだろう。
「あんたがマネねぇ~できんの??(笑)」
「うるさいなぁ💢あんたに言われたくない!!」
「ねぇ…」
何よ💢??って聞き返そうとしたら、
「原田 敦。よろしく。」
と原田君の自己紹介の番が回ってきていた。
そして席に着いて、
「俺、あんたじゃなくてちゃんと名前あるんだけど??」
「はい??それなら私だってあんたじゃなくてちゃんと名前がありますよ!」
何だかよくわからないことを言われたので言い返した。
「だから、名前で呼べって言ってんの。棗。」
「名前??…って、はい!?」
「なんだよ。」
なんだよって💧そりゃ名前で呼べっていったけど、いきなり呼ばれると…
「何赤くなってんの?(笑)」
だってしょうがないじゃん!!
「ビックリしただけ!!」
ビックリしたのは決してウソではない。でも大半の理由は、
「何ジロジロ見てんだよ」
こいつが意外にも整った顔をしていたからだ。
「あんたのことなんか誰が見るか!!」
「敦。」
「はい??」
「だ~か~ら、俺の名前はあんたじゃなくて敦。わかった??」
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