静寂の森

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――更に二人は奥に進む。 進むに連れその音は大きくなり、数も多く聞こえるようになってきた。 まるで、蜂の大群でも飛んでいるかのようだ。 「これは、魔物――だよな……」 「ああ、しかもかなりの大群だろうな」 「もういい加減に引き返そうぜ……怖いぜ……」 「いや、どんな奴か拝見しなくてはいけないだろ」 エニケスは別にふざけた様子もなく言った。 「……はぁ、こうなったらとことんついていってやるよ……」 二人は魔物の正体を確めるべく、更に奥へと足を進めるのだった――
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