闇に蠢く黒斑点

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「――って、おい!? さっきの七つ目の蛙はどこへいった!?」 二人が頭の痛さに気をとられているうちに、七つ目の蛙の姿は――血痕もろとも消えていた…… 「ふむ――」 エニケスは顎に片手をあてがい、何かを考え始める。 「どうしたんだよ! 確かに死んだよな!?」 「……その結論は、今の俺たちには出せないな」 エニケスは刀を肩に掛けると、再び歩き始める。 「まだ行くのか? あれはさすがにやばいぞ……」
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