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抑、関わりたく等ない。
故に、俺は踵を返した。
家には遠回りして帰ろう。
厄介な事に巻き込まれるよりは大分マシだろう。
煙草が吸いたくなり、
ジャケットの両ポケットに手を突っ込んだ。
「…嗚呼…」
と言う感嘆句を洩らしたのは、右ポケットから先程潰したセブンスターの空箱が出てきたからだ。
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