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どれくらいか時間がたつとまた男は目覚める。
「あ~、どれくらい時間たったんかなー。腹減ってきた。」
男はここに入ってから何にも口にしていない。
「くそ~!ここからだせ~!」
ガラスをどんどんと叩く。その音だけが部屋に響く。
「畜生!俺が一体何をしたっていうんだ…畜生…」
何故か泣き始める。
すると部屋は突然暗くなる。
箱がそのとき光る、人の影が浮かび上がる。
(人、人だ!)
男はそう思うと駆け寄った。助けを求めようとしたその時。
「貴方は席についてください。」
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