箱。

4/4
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/70ページ
どれくらいか時間がたつとまた男は目覚める。 「あ~、どれくらい時間たったんかなー。腹減ってきた。」 男はここに入ってから何にも口にしていない。 「くそ~!ここからだせ~!」 ガラスをどんどんと叩く。その音だけが部屋に響く。 「畜生!俺が一体何をしたっていうんだ…畜生…」 何故か泣き始める。 すると部屋は突然暗くなる。 箱がそのとき光る、人の影が浮かび上がる。 (人、人だ!) 男はそう思うと駆け寄った。助けを求めようとしたその時。 「貴方は席についてください。」
/70ページ

最初のコメントを投稿しよう!