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そんな事を何度か繰り返すうちに、二年の月日が経ち狼は諦めかけていた。
「僕がどれだけ望んでも、手は届かないのかな?」
そして、更に一年の月日が経った。
空に大きな丸い月が輝く日に、狼はお気に入りの場所にいなかった。
「きっと、またダメなんだ」
狼はずっと泣いていた。
泣いているうちに喉が渇いてきた。
狼は近くの湖に向かった。
湖に着いた時、狼は驚いた。
湖には空に輝く丸い月が映っていた。
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