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５月の二週目の土曜日。
天気は晴天。
暖かい陽気が親父の心を写してるようだ。
俺は逆に親父のあまりに異様なスーツに鬱していた。
待ち合わせのカフェテリア。
結構気品のいい店だ。
「もうそろそろ来てもいい頃だが……」
と親父は腕時計を見る。
「んぁ!!と……止まってる!!」
よりによって親父の時計は止まっていた。
仕方なく俺は店員に時間を聞いた。
２時４３分だとのこと
「えぇ!!待ち合わせは２時半だったのに………」
来てから相当時間はたっているから遅刻したわけでは無いのだが親父は慌てている。
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