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７月の後半
もはやうだるどころの騒ぎでわない暑さに死にそうなある日。
親父が突然あの女性の家に行くと言い出した。
あの５月から会っていなかったあの子の事が気になりついて行く事にした。
はっきり言おう。
俺の人生初最大に正直に言おう。
彼女の家は豪邸だ。
つまり親父は逆玉の輿を狙っている。
ダメ人間にしては有り得ない。
いや実現不可能な発想だ。
だが事実うまくいっている。
恐ろしい世の中だ。
などと余談はともかく俺達は客室に連れ込まれず、いきなりリビング通された。
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