不安

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その日の夜 廊下を歩いていると前に市丸がいた 声をかけようとしたとき 市丸に駆け寄って抱き付く人がいた 見たくなかった… ドサッ 手に持っていた荷物を落としてしまった 音に気が付く市丸達 レ「あっ…」 女「あれ…あのこ彼女じゃないの?」 クスクスっと笑い女は抱き付く 市「……いこか?」 市丸はレイを無視して歩きだした ………ブチッ… レイの中の何かがキレた 市丸の元に走りだし頬をぶった 市「っ……」 頬を押さえる市丸 レ「いい加減にして!そんなに他の人がいいなら別れてあげる!」 涙ぐみながら睨み付ける 市「………レイ…僕の事好き?」 レ「……はっ?」 市「ヤキモチやいてくれた?」 レ「…当たり前じゃない!好きな人に浮気されたんだもん…」 下を向きなくレイ 女「ねぇ~隊長~早くい…」市「煩いよ…君…悪いけど帰ってくれへん?僕レイにしか興味あらへんから」 女は走って消えた 市丸はレイを抱き締めた 市「ごめんなレイ…僕なレイに嫉妬してほしかったんや…」 レ「えっ…?」 市「だってな…いくら女と仲良くしてもレイは文句いわんやろ?やから不安になったんよ…」 苦笑いをしながら話す市丸を見て レ「ごめんなさい…本当は嫌だった…でも嫌われるのが怖くて…言えなかった…」 市「えーよもう…レイの好きだってゆー気持ち知れたから……レイ…愛してる」 そっと…重なる唇 ふたりは前より仲良くなりましたとさ…
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