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「なんとか大丈夫です」
「私の頭はまだ働かない。指揮、作戦を任す!」
「はい、了解しました」
「中谷三尉。浮上!ハープーン発射準備!速力30ノット」
野村が閃いた作戦を命令した。
中谷が、
「艦長!浮上ですか?」
山下が、
「中谷三尉、野村二尉の命令に従え!」
「了解」
野村がメールを受信し、最新の中国艦隊の位置を確認しハープーンにデーターを入力した。
野村が、
「浮上して、ハープーン発射後、急速潜航。わかった!」
中谷が、
「了解」
「海面まで10メートル」
流星号は少し海面をジャンプして、海面に出た。
野村がキーボードをカチャと操作した。すぐに棒状のレーダーとCCDカメラが顔を出した。画面に外の様子が映し出された。
野村が、
「レーダーに対潜ヘリ6機、確認。距離5キロ、68秒で到達。ハープーン3発、発射」
「発射!」
ハープーンが次々発射された。
「海底まで急速潜航、速力30ノット。魚雷すべて発射準備完了」
「了解」
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