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今日の昼に､ふらりと港の周りの露店を見てまわった時､一冊のﾉｰﾄを買った｡
そのﾉｰﾄはまだ白紙で､ﾃｰﾌﾞﾙの上におかれていた｡
もうすでに､この船に乗ってから２０日位が過ぎていた｡
普通は､この限られた空間だから､初めて会う人とも打ち解けるものだけど…｡
私は､気分がよくないからと言って､ずっと部屋に閉じこもっていた｡
同行の人たちとも､ほとんど話をしなかった｡
それには､理由があった｡
私は､ある恨みを持っているんだ｡
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