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終始笑顔の舘と竜田。
ふと、現場の野次馬を見渡す、舘。
(竜田)『舘さん、どうかしましたか?』
(舘)『いや~ね、被疑者が気になって、戻って来たりして~!と思ってね。』
(竜田)『そんなはず、ないでしょ!』
そう言いつつも、野次馬を見渡す竜田。
そこに聴取を終えた内山も参加する。
(内山)『どうしたんすか?二人共。』
聞こえているのに、答えない二人。
ふと、目が止まる舘と竜田。顔を見合わす。
(舘)『竜田君あれ…』
(竜田)『はい…確かに…』
(舘&竜田)『黄色のパーカーに黒のニット帽。……いた~!!』
大声で叫ぶ、舘と竜田。
(内山)『はぁ?何が…。』
まだ、状況を把握出来ない内山。
(舘)『ウッディ何聞いてきたの?あれ、あれ、あそこだよ。』
ようやく状況を把握した内山。思わず叫ぶ。
(内山)『被ににゃにゃ』
内山の口は舘の手で抑えられている。
舘はつい、いつもの口調で。
(舘)『被ににゃに……』
今度は竜田が舘の口を抑えている。
3人一緒に。
(3人)『し~!気付かれちゃう。』
しかし、もうすでに遅し被疑者にこちらが気付いている事がバレ、ばっちりと目が合っている。
舘が被疑者に微笑みかけたと同時に、走りさる被疑者。
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