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被疑者を追跡しながら、署に連絡する舘。
〓一方杉並北警察署・刑事課〓
まだ、書類書き中の古と林檎がコーヒーを飲みながら休憩中である。
話題は、先程舘が逮捕した空き巣の件である。
(林檎)『舘さん、空き巣逮捕したんですって?』
(古)『そうなんだよ、あいつもたまにはやるよね(笑)』
(林檎)『そうですか、毎日頑張ってるじゃないですか。』
(古)『まぁ、頑張りが空回りしてる感じかな』
笑いあう二人。
そこに電話が!
(プルル~、プルル~)
(古)『こんな時間に電話…事件かな?』
なかなか出ない二人。
何故かジャンケンをしている。
どうやら、どちらが電話を取るか決めている様子。
なかなか勝負がつかない。
(林檎)『もう、係長いいですよ、私が出ます。』
若干ご立腹の林檎。受話器を取る。
(林檎)『はい、刑事課です。』
静かな刑事課に受話器からの舘の大きな声が響いている。
(舘)『あれ、林檎ちゃんまだいたの?はぁ、はぁ。誰かいる?係長は?』
声が大きすぎて、すでに古にも聞こえている。
(林檎)『ですって、係長。』
嫌々返事をする古。
(古)『はい、はい、いますよ。』
電話を変わる古。
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