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(古)『何?どうしたの?大きな声だしてさ、何時だって思ってんだよ。』
現在午前4時半。
(舘)『係長もまだ、いるんすね?係長こそ何やってんすか?』
声が大き過ぎて、耳から受話器を離す古。
(古)『声がでかいんだよ、で、何?』
(舘)『さっきの傷害事件、被疑者を発見したんで現在追跡中ですんで!』
(古)『分かった、慌てず冷静にな。』
(舘)『はい、何かあったらまた電話します。』
(古)『頑張って…』
話の途中で電話を切られる古。
(古)『一方通行だな…。あれで冷静になれんのかね。』
その状況を見て古に笑いかける林檎。
(林檎)『係長、なんだかんだ言って心配なんですね(笑)知ってますよ、本当は心配だからまだ残ってるですよね(笑)』
図星である。
〓まだ被疑者を追跡中の二人〓
(舘)『おい!ウッディ、遅いよ。』
内山はかなり後方を走っている。
(内山)『待って下さいよ先輩!速すぎですって。』
舘は振り返りながら内山に。
(舘)『お前待ってたら、被疑者に逃げられちゃうよ。』
徐々にスピードが落ちている内山。
(内山)『先輩が大声出すからいけないんですよ。』
(舘)『はぁ?人のせいにするなよ。』
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