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長身の男「やばいよ!早くバリケード作らないと!」
またしてもパニック状態に陥る。
30過ぎの男だろう長身の男は右往左往と情けなくうろつくだけだった。
由美「まだ生きてるかも…。手当てをしなくちゃ!」
由美の言葉は皆を驚かせた。彼女の性格上、ケガをしている人、まだ生きている人を見捨てる事ができないのを俺は知っていたが、この状況で言うべきではなかった。
由美は皆から冷評を浴びる。
長身の男「生きてるだぁ?そんな訳あるか!あんだけ血を流して動いてるんだぞ!絶ッ対に死んでる!」
色白の女「そうね。生きていたとしても…。」
筋肉質の男「あぁ、奴等は死んでいる。それは間違いないだろう。あいつらは感染している。」
筋肉質の男は教室にあった机などを運びながら言った。
将文「感染って何だよ!なんの病気かも知らされてないんだぞ俺たち!」
筋肉質の男の行く手を遮るため前に立つ。
筋肉質の男「とりあえずお前達も手伝え!話はそれからだ!」
筋肉質の男が凄い剣幕で怒鳴ったので俺は素直に指示に従った。
机を廊下に運びだす。
そして机を高く積み上げ完全に封鎖した。
そう簡単には壊せそうにない。
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