‡紅と碧の魔法‡

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?「あ~今日も彗星が綺麗だ」 男っぽい声で暗い空を見上げる。 彗星が見えるという事は魔法使いなのだろうか? 青年のように見える彼女は、海辺でねっころがっていた。 砂の感触が心地よい キラキラと輝く星を見つめ、足音もなく近づく男に話しかけた。 「何やってんの?おっさん」 「おっさんじゃない!!!倖元 未来だ!!!」 おっさんと言われ思わず声をあげてしまった倖元と名乗った男は、はっとして口をつぐんだ。 「俺にとってはおっさんだ」
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