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「帝!」
瞳を開いた瞬間、水の上に立っていた春麗は砂浜に座っていた帝に向かって走り出した。
時のおかげか、春麗は水の上を沈みもしないで走っていた。
勢いよく帝に抱き着く
どこから見ても春麗のほうが年上だが、何故か春麗は歳の割には幼く見えた
「うわっ 春麗来るな!って ぎゃ――――!!」
抱き着いて来た春麗に感電する帝は体に走る電気に悲鳴をあげる。
まだ、目覚めたばかりか魔力を制限出来ていない春麗の体には電気が流れていた。
「ぎゃ――――助けて―――――」
悲鳴とは裏腹に春麗はまだ抱き着いたままだった。
哀れみの目を帝に向けている、未来と時は二人並んで苦笑いをしていた。
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